嗚呼、悲しきかな運が悪い人生
何で私ばっかりこんな酷い目に合うの…
いつだって俺は運が悪い…
この先もずっと運が悪いまま生きていくんだ…
そんな運が悪い自分にサヨナラしたい、運を良くしたい一心で、ラッキーアイテムを買ったり、パワースポットに行ったり、ご先祖様に感謝したり、「〇〇の法則」みたいなことを色々試したり…
そういった行動を起こした数日は運が良くなった気がしたり、運が良くなるんじゃないかと期待したりすることもありましたが、結局一向に運が良くならない。
むしろ、未来の運が良くなった自分と現在の運が悪い自分とのギャップについてストレスや苦痛に感じることが多くなり、余計に「私は運が悪い、私は運が悪い、私は運が悪い…」と脳内でつぶやくことが増える…
少し前の私もそんな人生を歩んでました。
運が良くなりたい!なら〇〇を試すべし
脳科学者である中野信子先生によると『自分は運が良い人間なんだ!』と思い込むことが大事なようです。
でも、私にはどうしてもこの『自分は運が良い人間』と思い込む方法は上手くいきませんでした。
『自分は運が良い人間』のはずなのに、なんでこんな悪いことが起こってしまったんだろう?『運が良い』はずなのに、なんでこんなに惨めな思いをしてしまっているんだろう…みたいに思うことが多くなりました。今思えば、『自分は運が良い人間』と思い込む方法を試す前よりも悲しい想いをしたり、辛い想いをしたりすることが多くなった気がします。
『自分は運が良い人間なんだ!』と思い込む。この方法で上手くいく方はココでこの記事を読み終えてもらって大丈夫です。
続・運が良くなりたい!と思ったら〇〇を試してみる
『自分は運が良い人間なんだ!』と思い込む。この方法が合わなかった私ですが、やっぱり、それでも運が良くなりたい、運が良い人間になりたいという思いは捨てられるわけないじゃないですか。諦められるはずがないじゃないですか。
そこで、私が運が良くなるために色々試したなかで、効果があったものを提案します。
早速ですがそれは、『仮に運が良いとしたら』思考法。
何か悪い出来事が起こった時に「仮にこのことが運が良いとしたら?」と考えてみる。または、過去に起こった悪い出来事について「仮にあのことが運が良かったとしたら」?と考えてみる。
『仮に運が良いとしたら?』の使い方
例えば、最近の私事を例にすると…
通勤しようと思ったところで車のバッテリーが上がってしまっていた。
「やっちまったー」「ああ~なんて運が悪いんだ」「なんてツいてないんだ」と1~2分ふさぎこんでいたのですが、いやいや今こそ『仮に運が良いとしたら?』を試すタイミングでしょと…脳内でスイッチが入り、
「これはバッテリー上がりに対処する方法を学ぶチャンス」
「いつも通りに会社に行っていたら大きな事故に遭ってたかもしれないぞ」
「これはストレス耐性を鍛えるトレーニングなんだ」
みたいな感じで前向きに、ポジティブに、仮に運が良かったとしたら?を考えてみる。
すると、まずは「運が悪い」とか「ツいてない」みたいなネガティブな思考から抜け出すことができます。それだけでもスッと心が軽くなる感じがあると思います。
記憶術に関する本なんかを読むと、1週間に3回以上同じことをアウトプットすることで、記憶に定着しやすくなるというのがあります。何か悪い出来事があるたび、しばらくの間「運が悪い」とか「ツいてない」とか思っちゃう人は、その思考が記憶にどんどん定着、どんどん強化されていってしまうので、「私は運が悪い…」「俺は運が悪い人間…」という考えが頭から抜けなくなってしまっているのかもしれません。
そして、しばらく悪いことが起こった時に『仮に運が良いとしたら?』を続けているうちに、「あれ?意外と私、運が悪くないかも!?」「運が良くなってきたかも!?」と実感できるようになってくると思います。
運が良くなりたい!と思ったら〇〇を買え?
運を良くするために、『仮に運が良いとしたら?』を考えてみるということを提案しましたが、最初の1~2週間は紙に書き出すことをオススメします。
ノートやコピー用紙、メモ帳など、家にあるもの、手に入りやすいものでOKです。
紙に書き出すことで、頭の中だけで考えてるよりも、客観的に物事を考えられるようになります。またその紙が大きければ大きいほど、客観的なアイデアが生まれやすくなるそうです(※)スマホはいつも持ち歩いていることが多いので便利なのですが、画面のサイズが小さいため、紙に比べるとアイデアが出づらかったり、書き出したアイデアを一目でパッと見れなかったり…
※心理学でいうところの「ザイガニック効果」または「ツァイガルニク効果」。人間は未完成のものに惹きつけられやすい性質がある。
『仮に運が良いとしたら?』を書き出す時間としては2~3分あれば十分でしょう。5分以上取れれば上上上出来。逆に1分でも書き出すことができれば、そしてそれを続けられたとしたら、それはもう運が良くなる習慣を身に付けたといっても過言ではないと思います。
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運が良い人になるための習慣術とは?
「運が良くなりたい」「運が悪い人間であるという思い込みから抜け出したい」と思ったら、まずは『仮に運が良いとしたら?』の思考法を習慣化、自動化させてしまうのが一番。
脳科学的に、2週間続けることで習慣化させたい行動を起こす脳の神経回路が作られ、自然とその習慣化させたい行動を起こせるようになる(または、自然と行動が起こるようになる)そうです。
なので、まずは2週間続けることをオススメします。
今日は、(幸運にも)悪いことが起きなかったなぁ、『仮に運が良いとしたら?』を試すネタがないなぁという方は、過去にあった運が悪かったと思っていることについて、仮に運が良かったとしたらどう考えるか、アイデアを書き出してみてください。
さらに習慣化しやすくするために、『仮に運が良いとしたら?』をやる場所とやる時間(タイミング)を決めてしまいましょう。
例えば、
- 何か悪い出来事が起こった直後
- 夜寝る前に、布団に寝転がりながら
- シャワーの前に、机に向かって
…など、場所と時間を決めてしまえば、その場所に行ったり、その時間になったりすると、「あ、『仮に運が良いとしたら?』をやらなきゃ!」という思いが湧いてくるようになると思います。
まとめ
「運が良くなりたい!」と思ったら、
『仮に運が良いとしたら?』の思考法を身に付けよう。
まずは2週間、決まった場所、決まった時間(タイミング)に続けてみよう。
…というのが、今回の記事での私からの提案です。
何か悪い出来事が起こる ⇒ 仮にこのことが運が良いとしたら?と考えてみる…ちょっと手間がかかる方法かもしれません。ですが、「私は運が悪い」「俺は運が悪い」「嗚呼やっぱり私は運の悪い人間なんだ」と負の思考のループに陥ることから抜け出すことができ、すこしずつではありますが「運が良くなっていってる感覚」「運が良い人間になっていってる感覚」を実感することができると思います。
この記事を読んでくれた皆様が、運が良い人間になれますことを!!!
最後までお読みいただきありがとうございます。
「ちょっと良かったよ」
「ちょっとタメになったよ」
と思っていただけたら嬉しいです。
それでは、、、
\手間を楽しもう/
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